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後悔したこと

ブログをしていて1番後悔したことを今もう一度話そうとおもう。

 

そんなにまだお客様も多く訪れないサロンだった頃のお話。

 

あの日はすごく忙しい日だった、事前予約されていたお客様が来られなかった、僕たちはお客様に電話をした、出なかった、何度かかけたが繋がることはなかった。

 

僕は無断キャンセルが起きたことにたいして次に同じことが起きないようにこういうことはやめてくださいというブログを書いた。なんの迷いもなかった。

数日後、年配の女性がサロンを訪ねてきた、手には栄養ドリンク。その女性は頭を下げその栄養ドリンクを僕たちに渡してきた、なんのことかわからない僕にその女性は話始めた。

「あの日うちの娘が来れなくてすみませんでした、実はあの日心臓発作が起きて病院に運ばれたんです。」

驚く僕に女性は続けた、

「娘はこの日を楽しみにしていたようで手帳にそのことを書いていて、だからここのことがわかったの、ごめんなさいね」

僕はなんと言葉を発していいかわからなかった、なんと言葉をかけたのかもよく思い出せない。

ブログを見てこられたかはわからない、ただ書いたことを後悔した。もちろん名前などは挙げていないので見ていたとしてもわかったかどうかはわからない。

それからご予約の時の注意事項を事前に話すようになった、当時客待ちに座るお客様は数名いたが今では時間前にこられたお客様以外で客待ちにお客様が座ることは月に手で数えられるくらいしかない。

この件はルールを理解していても回避できなかったことだ、ただこういうことがあったというのを理由も知らずに書くべきではないと言うことをん学んだ出来事だった。

何かあったのではないか?と言う心配をするべきではなかっただろうか?急用や体調不良が起きたのではないですか?となぜ心配してあげられなかったのだろうか、僕は人間的にクソ野郎なのでまた同じような感情になることがあるとおもう、というかある、だけどその時はこのことを思い出してもしかしてその方に何かあったのでは?を思い出すようにしている。

事前にルールを決める、それを伝える、伝わらないならちゃんと伝わるまでやる。人のせいにしないこれが僕たち小さなお店のの責任なのかと僕は想う。

その後その方は元気になられウルルに髪を委ねてくださっている。その方は来店時に前回のお話をしてくださり、僕らもそのことについてお話し、どうしようもないことだったのに、知らずとはいえあのような感情になったことを謝罪した。謝ってスッキリしたのは僕の方だったような気もする。許してくださるだけでなくまたウルルを選んでくれるお客様には感謝しかない。

10年という月日を経て想うのはお客様にいろんなことを教えていただいているということ、このような環境と出逢いにこれからも感謝していきたい。

では✋