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20年前の新卒
ウルル初の新卒が入ってきまして半月が経ちました。
僕たちにとっても新卒が初めてなのでなんだか不思議な感じです。
僕もこの世界に足入れたのは18歳。
今日は20年前の話をしようと思います。
イヤイヤ期
実は僕はこの仕事をするのが嫌で嫌でたまりませんでした。人の髪を触ること自体が嫌で僕が目指していたのは市役所職員。高校1年生の頃から僕は問題集を買い部活が終わると学校の勉強はしなくとも問題集だけは目をとしていました。まぁ家庭の事情というのがあるもので『親からの大反対』というなんともクソ情けない1番やってはいけない理由で夢を捨てました。9月までにはやめようという新しい目標を胸に僕は面接に行きました。出てきたのはヒゲを生やした平井堅似のいかついおじさんでした。
のちに僕の人生を変える『師』との出会になるとは覆ってもみませんでした。
君が
と、まぁ本当に不思議な面接でした。極めつけには
と続けるわけですw
なぜか僕はそこに入店します。高校の時に何十件もバイト面接断れていて面接に落ちると次がめんどいの知ってたし、面接とはなんぞやがよくわかってなかったのもありますよねw(ちなみにバイトは求人雑誌ではなく最終的に電話帳パラパラしていきなり電話したとこに受かりましたw)面接を受ける前に髪を切りに行っていたサロンに面接を受けたいと言ったのですが断れたのも理由の一つでした、まぁ不思議なものでその断わられた方から今朝LINEをもらうっていう不思議な関係性も続いています。ありがたいですね。
まぁそんなこんなで入店が決まりました。
入店
まずはこの言葉から始まりました。
僕の母校では1年生は『30分前行動の30分前行動』というつまりは1時間前行動が絶対でしたので早いのダメなの!?みたいな感じでしたねwそこからは毎日近くの公園でぼーっとしながら鳩と遊ぶおじさんを毎日見る日が始まりました。
さて、掃除が終わり開店から大忙しのサロンで僕が最初に言われたのは洗濯機の前に線を引かれ
からスタート、12時になり昼の餌を口にいれ定位置に戻り終わったのは21時。
そこからなぜかお客様がサロンのパソコンでDVDを見るといいだしたときは首逆側に曲げてやろうかと思いましたねw
次の日はなぜかヤクザ顔のお客様しか来店しない日で、ただでさえ怖いのにテイク2という漫画を手にキャスターのついた椅子で店内を移動するお客様に
と言われた時は、まさかこの人が僕が初めてお金をもらって髪を切ることになる人だなんて思いもしませんでした。
その後
僕は師匠にこの仕事を大好きにしてもらい今では天職だと思うほどまでに育ててもらいました。師匠がいなければ僕はきっと髪の毛が大嫌いのままだったと思います。なんだかんだで20年。今では全てに感謝しています。ウルルのプレーヤースタッフはみんな城西卒、中学生の頃からの夢を叶えた子たちです。尊敬しかありません。夢を捨てた僕が伝えられるなんて何があるだろうか?毎日思い悩んでいます。またこれも試練なんだと思います。
では✋